痔(痔ろう)の手術ブログ りお's diary

突然の痔瘻で、入院・治療のブログです。痔瘻の治療に悩まれた方の、少しでも元気につながる体験談になればと

12月24日(金) 痔瘻手術当日(クリスマスイブ)

 手術当日は、7時までは、水などを取ってよいそうです。起きたら、もう7時近く。ほんとにすぐで、急いで水を飲みました。

 起きてすぐ、フロアーの様子をみようと、廊下を歩いてみました。すると、とてもよい景色です。毎日見れそうで楽しみです。

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 朝と晩に、看護師さんが来て、体温、酸素濃度、脈拍など測定していきます。この日は7時半に浣腸となりました。初めての浣腸だったので、さて、どんなことが起きるかと、ひさひやしましたが、下剤のときと同じようで済みました。
 人それぞれなのかもしれません。ふぅ〜 なんでも、初めてが多いです。

 手術前には、持参したT字帯をつけて、長めの病院着だけを羽織って待っています。今日の執刀は、経験豊富な先生ということで、お任せな感じです。

 10分前の9時5分に手術室の前まで歩いて行くと、麻酔担当の人から挨拶があり、その後は、いよいよ手術室です。初めての手術台に横になると、ドラマでよく見る、大きな丸い形のライトが2つ。そのまんまです。

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 最初に、点滴を取ります。左の手の甲からでした。心電図計なども付けられ、そして、次に脊椎麻酔へと。点滴に、医療用の麻酔も入ってるとか言ってました。
 手術台に横向きになって、膝を抱えるくらいに丸くなり、首もお腹の方を見た形です。
 麻酔の最初はチクリと痛いですが、本麻酔の方は、もうどうなっているかは、わかりません。お尻の辺りがじわりと熱くなってくるのを感じたあと、その後、氷で感覚を確認していきます。ここは、ここは、と氷を当てて聞かれますが感覚がないところでは、氷があたってることもわからない状態です。

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 そして、後からわかりましたが、麻酔の場所は背中の真ん中かと思ったら、背中の少し右寄りの腰の上のほうだったと思います。
 麻酔が効いたことが確認されたら、いよいよ手術です。

 執刀医の先生の声かけと主に始まります。電気メスを使っているのか、焦げた匂いがわかります。意識はあるのですが、もう、さっぱり下半身の感覚はなく手術の様子はわかりません。手術の間は、うつ伏せなので、首が痛くなり、右を向いたり、左に向きを変えたりとしてました。

 気づくと手術室には、クラシックが流れていて、ドビュッシーの水の反映でした。そのような中、左方向の痔瘻、右と、前方向の痔核2つの手術が終わりました。

 たぶん、時間は、30分もかからない程度です。終わると、自分の病室のベッドに移されます。ベット毎お迎えに。上半身だけ、自分で動かす感じです。

 執刀医の先生曰く、うまくやってるが10日くらいに出血することがあるとか。

 手術が終わったあとも、下半身麻酔の効き具合を氷で確認です。胸の下くらいまでが、感覚がない状態でした。手術終わって、尿道に管を入れます。自然と排尿されるようにですが、麻酔が切れたらこれは痛いのかどうか、一番不安でした。

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 手術が終わると、そのベッドのまま手術室の外で待機です。もう、次の手術の人が入ってきてました。ベッドで、仰向けのまま、自分の病室まで移動します。エレベーターにも乗ったり。さながら、映画とかのシーンです。こりゃ楽しい♪

 今日の執刀医は、1日8〜9件をこなすようです。私は、一番最初でしたが、朝一番の手術は待ち時間もなく済んで、気持ち的にありがたかったです。