肛門の出口付近には、肛門腺窩(いんか)という小さな穴が8個前後あるそうです。稀に、便がこの穴に入ってしまうことがあり、炎症が起きることがあるようです。肛門には、細菌への強い免疫力があるので、通常は炎症からも守られていますが、ひどい下痢などが入り込み、そのときに、ストレスや疲労などで免疫力が落ちていると、膿ができて、肛門周囲膿瘍になるそう。少しその心当たりはありそうです…
肛門周囲膿瘍になると、激しい痛みや発熱をともなうようですが、私の場合は発熱はありませんでした。なお、痔瘻になるのは、男性のが多い様子で、年代も30代から40台が多いそう。周りには、あまり聞いたことがないなと思いつつ。
肛門周囲膿瘍をほっておくと、膿がお尻の管を通って、肛門とは別の腫れたところに出てきてしまうようです。これを痔瘻(=あな痔)と呼ぶそうです。自然に膿が出てくるのを待つよりは、切開して、膿を出すほうが痛みも引くので切開の処置をしますが、結果、痔瘻となります。
そう聞くだけでも怖いですね。
自分の場合、コロナでかなりの間、外飲みから遠ざかっていましたが、いっとき、飲む機会があり(もちろん緊急事態宣言が解除されたときです)、すぐに酔いが回ったなど、体調の変化もあったのかもしれません。
痔瘻は、自宅での薬による治療などでは治りにくく、放置していると、さらに膿が溜まったり、新たなルートができて複雑化したり、肛門の癌になることもあるそうで、一般的に、治療法は手術となるようです。
細菌の侵入側を原発口(一次口)、膿の出口を二次口と呼ぶそうで、その一次口と二次口を結ぶ管を痔管と呼ぶそうです。
このあたりの解説は、私がホームページを見た中では、こちらの解説が、とてもわかりやすかったので、リンクを張っておきます。
平田肛門科医院